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2013.11.29 ビーバーの歯医者さん

こんばんは。
週明けには師走。2013年も終わりが見えてきました。一年ってホントに早いですね。
 
さて昨日、アメリカビーバーの歯の治療を行いました。
小さい頃から歯医者が嫌いだった自分がまさか歯医者になるとは・・。
 
患者は来年7歳になるビーバー兄弟の中の一番上のおねえさん。
原因はわかりませんが、1カ月ほど前に飼育担当者から見てほしいと言われてチェックしたところ、自慢の前歯(門歯と呼びます)が上下とも異常に長くなってしまっていました。さらに悪いことに、下の門歯は上の歯と噛み合わさらなくなり、上あごの粘膜を傷つけてしまっていました。
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これは早急に処置が必要だということで昨日、麻酔をかけて(一般的に動物の口の中の処置は沈静や麻酔をかけておこないます。普段おとなしいマリンピアのビーバーたちでも、噛まれたら大変ですから!)歯を削りました。
 
無事に処置は終わったものの、歯が短くなった違和感のためか、なかなかご飯を食べてくれず昨日は担当者と不安な一日を過ごしました。しかし夕方には、ゆっくりとでしたが、サツマイモをかじる姿が!!そして今朝には、ニンジンや柳の木を食べる快い「ガジガジ」音が響いてきました。
 
処置が無事に成功して一安心☆
ですが今回の教訓は、「なぜ伸びてしまったのか?」をよく考えること、です。
伸びたものを削ることはできますが、多少なりとも危険をともないます。ならば伸びないように気をつけてあげるのがベストですね!
 
日々の餌に問題があったのか、それとも他に原因があるのか。
これから担当者と二人三脚で考えていく、良いキッカケを与えてもらいました。
 
担当:田中(たなちゅう)
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