マンボウは世界中の温暖海域に生息しているフグの仲間です。たいへん大きくなる魚で体長4m、体重2tのものも見つかっています。また、魚の中で一番産卵数が多いことでも知られており、一尾のメスから約2~3億個の卵が生み出されます。 太平洋を回遊する魚で、宮城県へは主に初夏と秋に来遊し、マリンピアのマンボウはこの時期に定置網でとれたものを搬入し飼育していました。 常設展示として飼育の歴史も長く、“海ののんきもの”というキャッチフレーズで、その泳ぎぶりや一風変わった姿かたちが根強い人気をはくしています。 自然界ではイカやオキアミなどのプランクトンのなかまを食べているといわれていますが、マリンピアではむきエビとカキのミンチを一日2回与えています。大きくなると食べるエサの量も増えるので、エビをむくのも時間がかかり飼育係は一苦労です。
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